「ダイヤモンドの功罪」綾瀬川のセリフを追ってみた

ダイヤモンドの功罪

「ダイヤモンドの功罪」とは、2023年2月9日からヤングジャンプにて連載されている、人気連載作品の1つです。

 天才故に周囲に馴染めない少年の苦悩を描く野球ストーリーで、普通の野球漫画よりも、心理描写が多めな作品です。

 

前回のブログ、「ダイヤモンドの功罪」綾瀬川は天才?天然? では綾瀬川について徹底紹介しましたが、今回は、綾瀬川のセリフを抜粋して、綾瀬川の素顔に近づこうと思います。

綾瀬川のセリフまとめ

オレ もっとみんなで楽しくできるところがいいの!
平井大橋「ダイヤモンドの功罪」1巻1話/集英社

 今まで、才能あるゆえに、無意識に他人を傷つけてきた綾瀬川は、競争せずにみんなで楽しめることがしたい温厚な性格。

モカ
モカ

綾瀬川の笑顔が純粋で眩しすぎる・・

あの子たまに「出来ないふり」をする事があったんです。~「オレができてるとできていない周りの人が怒られるから」って
平井大橋「ダイヤモンドの功罪」1巻1話/集英社

 これは、綾瀬川の母親のセリフです。母親は綾瀬川の気持ちが分かってるからこそ、綾瀬川のやりたいようにさせてきて、やっと楽しめる場所をみつけてほっとしてますね。それだけバンビーズに入るまでの綾瀬川の精神が不安定だったことが分かります。

でもオレ、もう野球のこと、好きになっちゃったから、野球は絶対辞めたくない・・・!
平井大橋「ダイヤモンドの功罪」1巻3話/集英社

 今までは、他人を傷つけていたことに気づくとすぐに諦めていたが、すでに野球にハマってしまったいた綾瀬川。

平井大橋「ダイヤモンドの功罪」1巻3話/集英社

 やっとできたバンビーズの仲間であるヤスとイガにも、裏切られてしまう。ヤスは綾瀬川への嫉妬心からであるが、イガはきっと悪気はない。綾瀬川にもっと強いチームに行って強くなってほしかったのだと思う。しかし、裏切られ傷ついた綾瀬川はどんどん闇期に突入してしまう。

モカ
モカ

誰か1人でも綾瀬川の気持ちを理解してくれる人がいれば、違うのに。まだ見ぬだれか。綾瀬川のために現れてくれ~~

衝突

平井大橋「ダイヤモンドの功罪」1巻4話/集英社

あー、綾瀬川ついに言っちゃいました。綾瀬川が桃吾と衝突するシーンですね。

綾瀬川からすると、バンビーズの仲間に裏切られたことの悲しさ、桃吾たちには帰るチームがあることへの嫉妬心、野球を押しつけられることへの我慢、いろいろな面で限界を迎えていたからこその、爆弾発言だったのでしょう。

桃吾からすると、U12日本代表に選ばれるため、一生懸命練習してきたのに選抜に残れなかった仲間がいること、さらに綾瀬川の背番号1番はエースのもの、つまり桃吾は円につけてほしい背番号をないがしろにされたことに腹がたち、許せなかったのでしょう。

モカモカ
モカモカ

天才的な才能を持つ綾瀬川を、大人たちがむりやりトップレベルの世界に行かせたがる。そりゃ本人のやる気がないから他のみんなと同じだけの意識の高さがないわけですよ。

でも他のみんなからすると、やる気がないのに選ばれてきてるズルいやつなんです。

そこがもう、綾瀬川かわいそう。綾瀬川、他の野球少年、大人たち、みんな意見が違って、綾瀬川の気持ちを理解してくれる人がいないんです。まだ小学生だし、綾瀬川がぐれてもおかしくない。でも才能があるから、めげずに頑張ってほしい。これもきっと私のエゴなのかな。

モカ
モカ

桃吾の気持ちもすごく分かるし、間違っていない。

でもゆうても、小学5年生。だから喧嘩の一つや二つは仕方ないと思う。

相手のこと考えらるほど彼らは余裕がないしまだ大人じゃないんだよ。

綾瀬川と桃吾はバッテリーを組むことになったが・・・

引き分けでいいならさぁ 1本か2本くらい・・・打たせてあげようよ

アウト取るのも大切 でもみんなが楽しいのも大切

平井大橋「ダイヤモンドの功罪」2巻11話/集英社

 綾瀬川はバンビーズで野球をしていた頃を思い出します。バンビーズのみんなと野球をするときは、わざとミスをしてた綾瀬川。バンビーズでの野球はそれが正解なのでしょう。

 でもこれは、10年連続全国優勝の板方ベアーズからノーヒットノーランを達成しようとしている中での綾瀬川のセリフ。普通なら、このままノーヒットノーランでいけるところまで頑張らないと、ってだれもが思いますよね。U12日本代表選抜のチームメイトは思っていたはずです。

でも、綾瀬川は違います。ここで相手チームの心配をしちゃうんです。自分のせいで相手チームが野球を嫌いになったらどうしよう、傷つけてたらどうしようって。綾瀬川は昔からスポーツ万能の才能のせいで、嫌われてきたから、嫌われることがすごく怖いんです。臆病になってるんです。

でも、傷つけたくない相手の優先順位を理解できていないから、またもや桃吾と衝突をしてしまいます。スポーツの世界はみんなに優しいでは成り立ちませんからね。

チームメイトが試合で綾瀬川を楽にさせたいという思いで点を取ろうと頑張っていたことを、綾瀬川は知りませんでした。野球の試合をしたことがないから、そういう発想が思いつかなかったんだと思います。

モカモカ
モカモカ

綾瀬川は野球を始めたばかりだから、U12日本代表で野球のことも、チームメイトとの関わり方も全てが初体験。多少のもめ事は仕方ないのか、綾瀬川が天然なだけなのか。

まだ物語は始まったばかりだから、過去に学んで、次に繋げてほしい・・!

綾瀬川のセリフまとめ

今回は、「ダイヤモンドの功罪」綾瀬川のセリフを紹介しました。

綾瀬川、相手を傷つけ、傷つけられを繰り返していますね。

でも、綾瀬川は作中の主人公、つまり、ダイヤモンド。磨けば磨くほど美しく輝く。

だからこそ、伝段階での過ちを胸に大きく成長して、大きな舞台で輝いてほしいですね。

回想シーンで甲子園でマウンドに立つ姿があり、綾瀬川の最大の大舞台は甲子園かな?

「ダイヤモンドの功罪」3巻での綾瀬川のメンタルの成長に大きく期待してます!!

最後までご愛読ありがとうございました。

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